ガーリンデイリーDATA
1951年に牧場(26頭、200エーカーの畑)を購入してスタート
搾乳頭数 1950頭
4500エーカーの畑
従業員44名
ロータリーパーラー
平均乳量 45.5kg
1年前の最高乳量 47kg(乳量低下の原因はコーンサイレージの質の低下)
体細胞数 15万
受胎率 31%
淘汰率 31.4%
ガーリンデイリーについて
写真はオーナーのゲーリー・アレンさん(71才)と娘のアナ・アレンさん。
1951年にゲーリーさんの父が牧場を購入、26頭・200エーカーの畑からスタートしました。 現在は搾乳頭数1950頭、畑は4500エーカーにまで拡大し、父母兄妹の家族経営をされています。
娘のアナさんが牛の管理、息子さんが施設と畑の管理をしています。優秀な従業員に恵まれ、皆10年~25年と長く勤めています。
印象的だったロータリーパーラーでじっとおとなしく搾乳される牛たち。おとなしいのは訓練の結果だとオーナー談。
搾乳体制は以下の通り
1人目 前搾りしてプレディップ
2人目 タオルで乳頭を拭く
3人目 ユニットを拭いて装着、アラインメント
4人目 ポストディップ
~牧場成功のカギ~ 高泌乳量を出すために
オーナーに成功のカギを教えていただきました。
①良い従業員
②毎日同じことをする。Consistency(一貫性)を重視。何か変える時は一定期間やり続ける。
③人工授精が重要 乳量と足をメインにAI改良
④仔牛の管理
⑤親牛の管理、牛への接し方が重要
⑥飼料給与プログラムが重要
仔牛の牛舎
生後まもない仔牛の牛舎の床にはコンクリートの下にお湯が流れていて、暖められています。 廃乳はパスチャライズして与え、ダイヤモンドVのスマートケアを添加しています。 ここでの白血病の発生率は15%と平均の30%より低い値となっています。
飼料管理のポイント
①品質の良いものを使う
②正確な量を一貫して給与。飼料管理ソフトのイージーフィードで設計。誤差は0.5%以内。正確な従業員にはボーナスが支給されます。
この牧場でもイーストカルチュアーを発見。フレッシュカウに使用しているとのことでした。