岐阜県 森島牧場様 ループセクション交換、ZIGZAGマット施工レポート

岐阜県海津市の森島牧場様にて、2016年2月29日~3月4日にループセクション交換工事(クラスター事業)、搾乳牛舎と乾牛牛舎の通路にZIGZAGマット施工工事(岐阜県単独事業)を行いました。

ループセクション交換工事

交換工事前の状況

約25年前に取付したループ・セクションは錆が進み老朽化していました。 糞尿による腐食で、所々折れて外れてしまっていたため、牛が起立する際に外傷の原因となっておりました。 また柱も腐食し、支えとしての機能を果たしていないところもありました。

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老朽化したループセクション。

ループセクション交換作業

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全てのループを外しセクションのみの状態にします。

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ボルトの腐食が激しいため、サンダーやガスによって切断して外していきます。

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柱のみになったところ

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腐食している柱の下50cmを切断して、メッキ加工した柱をはめ換えた後、新しいセクションを取り付けます。

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ループを取付・水平等調整後、トレーニングバーを通してつなぎ目の溶接を行います。

ループ施工完了

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今回は従来型のスタンダードループから幅広のワイドループに交換しました。 これにより牛の寝起きが楽になり、カウコンフォート性能も上がりました。交換直後から牛は戸惑う事もなくベッドに入り、搾乳前の牛追いも楽になったように感じました。

ZIGZAGマット施工工事

股裂きこそ少ないものの足を痛がる牛が数頭いたため、カウコンフォート性能を上げたいとの事でZIGZAGマットを施工させていただく事となりました。

施工前の状況

コンクリートの目地が年月経過による摩耗で減った状態です。足を痛がっている牛は搾乳時の牛追いの際になかなか待機場まで行かず、手間取っていました。

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ZIGZAGマット施工作業

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ロール状で納品されたZIGZAGマット。施工の前に、マットが浮き上がらないようにするため、除糞をしっかり行ってから施工します。

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フォークリフトとボブキャットを使用して施工を行います。

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約30cm間隔で確実にアンカーを打っていきます。

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ZIGZAGマット施工後

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従業員さんより、「施工前は足を痛がってなかなか待機場に行かなかった牛がまるで別の牛になったようにスムーズに歩くようになった」との声をいただきました。

どの牛もスムーズに待機場に行くため、牛追い時の負担が軽減したとの事です。

施工後タイヤスクレッパーで除糞をしていますが、アンカーが浮いたりマットがずれたりといったトラブルは発生していません。

森島様からのコメント

「蹄病などで足を痛がっている牛が痛がらずにスムーズに歩くようになった」とのお言葉を頂きました。

今回ZIGZAGマットの施工を行わなかった待機場はスムーズに歩かない牛がいるとの事で、早速待機場もZIGZAGマットの施工を検討していただく事になりました。

投稿:2016年3月17日

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