牧場DATA
DATA
★ジグザグマット施工、工事中の牧場。
★イーストカルチュアー使用。
★写真はジグザグマットのRF SERVICE社 社長ロジャー・ローズ氏。
ジグザグマットとは
ジグザグマットは鉱山で使用済になったコンベアーのゴムに模様を入れ、再生加工したもの。模様は格子柄、ダイヤモンド柄など色々できるが、このジグザグ柄がどの方向からでも足に引っかかるので最適だと考えている。 ゴムマット内部にワイヤーが約1インチ間隔で入っており、耐久性に優れ、カリフォルニア州のみならず米国全土で普及し始めている。
施工について
マットは牛床全面に貼っても良いが、コスト面を考慮すれば牛が立つ位置のみにでも可能。 その場合の施工は下記図の通り。
切断作業はマットに均等にワイヤーが入っているので、その間にナイフを入れることで曲がることなく、写真の様な器具を用いてボブキャットで引っ張りながら真っ直ぐにカットできる。
アンカーは60cm~75cmの間隔で、溝をつけた床では5cm、 フラットの床には6cmのアンカー釘で固定する。 また、前足のマットには通路よりも多くアンカーを止めるのがポイント。
ホールアンカー
マットに縦にワイヤーが入っている
耐久性
耐久性は高くローダーによる除糞も可能。今までの例から補修はアンカーボルトの打ち直し程度で、設置して10年は問題なし。 マットを溝に設置しない施工法だと、スチールのほつれが生じることがあるが、その場合でもカットして修繕する程度のメンテナンスで済む。