世界一の乳量を誇ったフィル・ヘルフターさんとイーストカルチュアー
私が最初にイーストカルチュアーに出会ったのは30年も前のことだ。 当時私は全米で年間42回以上開催された肉牛共進会に出品する純粋種の世話をするため、鉄道を使いニ両の貨車に乗って牛と生活を共にしながら旅をしていた。
私の目標はカーネーション牧場のジム・マクレランで、彼の牛はいつもフレッシュで目が生き生きしていた。
健康的な美しさの秘密が乾物摂取量であること、ルーメンの活気にあること、そして彼がイーストカルチュアーを使っていたことを私は発見した。
それ以来、私はイーストカルチュアーを使っている。
乾乳期は泌乳期に働いたルーメンを休ませ、ルーメンマットを作り直すことが大切です。そのため粗飼料の割合を多い飼料を与え、イーストカルチュアーを与えて新しい世代のルーメンバクテリアの数を増やし、次の泌乳期に備えます。 乳牛が分娩したら最初にしなければいけないのは、分娩のストレスを和らげるためのルーメンマットの形成です。
そのため、まずもって乾草を食べさせる必要があります。 日本で与える水や味噌汁は乾草を十分に食べさせたあとに与えます。 乾草を十分に食べさせるためにもイーストカルチュアーは不可欠です。 イーストカルチュアーを試したければ、フレッシュカウに与えると手応えを十分に感じるはずです。
分娩直後の牛はルーメンマットをいち早く形成させ、ルーメンの動きや代謝をよくしてあげる必要があります。そのためには乾草などの乾物を食べさせることです。 水などの液体は効果がありません。乾物を多く食べさせるためにもイーストカルチュアーは役立つでしょう。
ルーメンの微生物は少しの環境変化にも反応します。
例えば、全体の栄養素の割合や量は変わらなくても原材料が変わったり、同じ種類の粗飼料でも畑が違ったりすると悪影響をもたらします。
そのようなとき、日頃イーストカルチュアーを給与していると、ルーメン微生物の環境変化が変わっても乾物摂取量に影響されることが少なくなります。
イーストカルチュアーは避けられない危険に対する保険という意味からも価値ある商品です。
私の牧場を訪問する酪農家は、私の牛が飼槽に群がりTMRを食べている光景を見ると驚きます。75%の牛が常に力強い反芻をしているのが正常です。
牛の目が車のヘッドライトのように輝き、耳は立ち、機敏によく動くのは牛が快適だからです。 私の飼料設計では、どんな乳量の牛にも乾物で最低42%の粗飼料(サイレージ)を入れています。
イーストカルチュアーも牛の健康に関係あるかですって?
そうでなければ、これほど長い間使っていませんよ。
フィル・ヘルフターさんの経営哲学
【世界一の酪農経営】ノーコファームズ フィル・ヘルフターさんの経営哲学https://www.nastokyo.co.jp/reports/management_top/
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イーストカルチュアーシリーズ
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