カリフォルニア海外研修2012/4/18 Kirby Mfg Inc

4/18訪問 Kirby Mfg Inc
写真中央は3代目社長リック・カービィー

カービィー社について

カービィー社は1946年、リックの祖父とその弟によってスタートした。
当時、デラバルなどの搾乳機ディーラーの機械を作っていた。その後その会社の権利を売却し機械メーカーとして再スタートした。
img47
現在ディーラーは米国内に16社、海外に4社。カリフォルニア州では直接販売。
2008年のリーマンショック時には年間28台まで受注が落ち込んだが、今年はすでに60台の受注。サウジアラビア、オーストラリア、中国への発注が大きく影響している。

改良されたミキサー部品

img49

ゼネラルマネージャーのアート・バローが手にしているのはトラック・マウント用のコントロールボックス。オーガー、ゲートなど、このレバー1つで操作できる。
img50
油圧オイルクーラーも小型で高性能のものにチェンジ。フィルター付。
img51
写真奥にあるのが従来のギアボックス。手前の赤いものがコーマー社のトラック・マウント用のギアボックス。従来のものより2倍のトルクが得られるヘビー仕様。
コーマー社のギアボックスは2つに分離していて、従来モデルと違い、オイルが下から上まで循環する。
img52
右がトラクター牽引用のギアボックス。今の段階ではヒアフィールド社のものとの互換性はないが、いずれ対応できるようにしたい。

Kirbyオリジナルブレード

新しい試みとして、カービィー社オリジナルのバーチカルの刃を開発。
img53
右が従来のもの。左が新しいブレード。5割ほど厚さが増している。
タングステンカーバイト処理がしてあるので刃の寿命が長くなり、耐久性、質供に他社を上回っている。
img54
下の刃は、タングステン加工+レーザー処理したプロトタイプ。
刃単体の販売も視野に入れている。第1号がまもなく納品予定。

img55

Kirby タングステン加工レーザー処理ブレード


この記事が気に入ったら、ご利用のSNSでシェア


その他のおすすめ記事

乳牛の勝負は分娩後5日間!【世界一の酪農経営】

UPDATE 2015.06.13

乳牛はハードル競技に出る選手と同じです。酪農家は選手のコーチです。ハードル競技では、最初のハードルをトップで越えれば勝ったも同然です。コーチである酪農家の任務は、選手である乳牛が最初のハードルをトップで越えられるようプログラムを組むことです...

カリフォルニア海外研修2012/4/17 Rancho Sierra Vista Dairy

UPDATE 2012.04.28

カリフォルニア海外研修2012/4/17 Rob Van Grouw Dairy

UPDATE 2012.04.28

ゴラン高原のフィードセンター ギバット ヨアブ【イスラエル酪農研修 視察メモ】Givant Yoau

UPDATE 2008.10.20

フロリダ海外研修 American Dairy 2016/4/6

UPDATE 2016.06.21

その他の記事